2000年8月8日、アメリカはニューヨークのレコードレーベル「JETSET」より全米デビューを果 たした、JETSET初のジャパニーズ・アーティスト、SPOOZYS。
 JETSETレコードといえば今一番アメリカで注目を集めているレーベルで、グランドロイヤルやマタドールといったレーベルのかつての栄光を一番期待されている。それを証拠に、リリースされるアーティストは尽くCMJチャートにランクインされ、レーベルパワーも手伝ってか毎年ニューヨークはマンハッタンで開催されているCMJミュージックマラソンにおけるレーベルナイトでは年々、おびただしい数の動員を集めている。そんな中でもSPOOZYSの注目度は一気に高まりをみせたといえる。
 USデビューアルバム「ASTRAL ASTRONAUTS」は発売されるやいなや、CMJチャート初登場13位 をマークし、総合チャート最高5位、カレッジチャートによっては1位さえも成し遂げた。
 そして2000年秋、その年3度目の渡米、彼等の最大にリスペクトするMAN OR ASTROーMAN?とのツアーを含めアメリカ全土を1ヶ月半かけての本格的なツアーを行う。その間、地元のラジオ局での生放送のスタジオライブや、インタビューなどもこなし車でアメリカ全土を廻った。
 テキサス、オースティンでは、1999年3月のサウス・バイ・サウスウェストに続き早くも2度目だが、今回は700人を超える大盛況の中、いつものスペーススーツとヘルメットに身を固めたSPOOZYSを青い目のアメリカ人が固唾を飲んで待つ姿が…。また、L.Aの大学POMONA College」では、カレッジチャート1位の真只中であり多いに歓迎される。じわじわと手応えを感じ始めていたのでは?
 移動中の車でかけていたラジオから「HOW DO WE COMMUNICATE?」が流れてきたり、CDショップに立ちよれば「RUSSIAN UFO」が流れ、Talking headsやTーREXのCDに並んでアメリカ盤『SPOOZYS』(アメリカ盤はタイトルが『ASTRAL ASTRONAUTS』同タイトルのリミックスシングルは日本のみなので混同しない樣に)が当たり前のように面 出しされている。ソールドアウトという場所も両手に納まらない程であった。
 アリゾナでは砂漠を12時間ぐらい走り(野外での公演であった)、まさに真夏から真冬まで一気に体験するという、過酷ながらも予想以上の手応えを感じながら続くアメリカ・ツアー。スペーススーツに日本の国旗、つなぎルックにNASAのワッペンというSPOOZYSファッションに身を包んだ、通 称ーおっかけーファンまで登場したのにはさすがに驚いた!
 シアトルから西海岸、砂漠から東海岸まで、実に22箇所をこなし、ほぼ毎日ライヴという密度の濃い今回のツアーは、確実に彼等の実力のランクを一つも二つも上げたといえる。また、このツアーではMAN OR ASTRO-MAN?、MOONEY SUZUKI、Dismemberment PLAN、メルトバナナ、といったバンドたちとの共演があった。どれも年中ツアーを行いその実力を上げてきたバンドだ。そんなバンドとの交流も大きな刺激となったであろう。そしてツアーの最後の、CMJ JETSETナイト。即ソールドアウトで超満員の中、全力を出しきったこの日のライヴは、まさにファイナルに相応しい、ツアー初日のシアトルでの彼等とは大きく成長した姿を観る事ができた。今後のSPOOZYSに果 てしない期待を持ったのは言うまでもない。

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